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こころが下降気味の時にことばの力を借りてみよう

 こころが下降気味の時にはことばの力を借りてみよう

ひふ美と工房ブログ >50代向けの本紹介
2017年05月25日

ことばセラピー ―精神科医が診察室でつかっている効く名言から気持ちを楽にしてくれた言葉を本の中から、3つほどご紹介したいと思います。

私のこころに響いたことば その1


季節の変わり目の春先は体調が悪く、思うように日常が回らない日々でした。体調が悪いと、心もどんより沈んだ感じ…。あれこれ考えてますます不調になる負のスパイラルから抜け出せず、不平不満ばかり口にするや~な人だった私に刺さってしまったことばです。

幸福人とは、
過去の自分の生涯から、
満足だけを記憶して
()る人々であり、
不幸人とは、
それの反対を記憶して
()る人々である
            萩原朔太郎(はぎわらさくたろう)
著者の精神科医でもある上月英樹氏も書いている。
真実、現実、過去は変えられない。だから、それらを、どう認知するか、どこを見つつめるのか、どの方向から見るかで、気分ががらりと変わってくる。


私のこころに響いたことば その2


体と心は繋がっているので、同時に上げていくのはしんどいのだけれど、どちらかでも上がって来ればもう片方も上向きになってくるものです。50代のカラダは気合いで持ちこたえているところもあるので、気持ちが沈むととても辛い。そんな私がやられていたのは、これだったと思えたことばです。

「第二の矢」に気をつけて        ジュディ・オング
著者の精神科医でもある上月英樹氏も書いている。
「失敗や悲しい出来事で傷つくのが『第一の矢』次に、悔んだり、誰かのせいにしたりする、無益な時間が『第二の矢』自分でそれに気づいたら、早めに抜き取って、悲しみから立ちさりましょう。矢の毒が体を回る前」とのことだ。

これまで何度「第二の矢」にやられ毒が体を回っていたことか…。無益な時間とわかっているのにグルグルと頭の中で解決にもならない事を考えて過ごす不調な日々。そうだ!「第二の矢」は自分で抜けるのだ。抜かなければ、毒が効いてしまい本当にに動けなくなる。自分に良く効く解毒剤も用意しておく必要がありそうです。

私のこころに響いたことば その3


55歳を過ぎてから人生まだまだと思う一方、残り時間も多くなさそうだと気づき少々複雑な心境です。両親を看取り、死が遠い存在でも無くなりました。これから先の、人生を悩んでしまうことがあります。このことばは、もやっとした思いがすーっと消えていくような励ましをくれました。

人生は
永遠の夢までの
短い散歩
                   ファイナ・ラネヴスカヤ
著者の精神科医でもある上月英樹氏も書いている。
erernal dream死ぬまでのちょっとしたshort walkにすぎないんだ、人生は、だから軽くいこうよ、肩から力を抜いてせいぜい楽しみましょう。よ、と。こころがすっと軽くなる名文で、私は好き。ときどき眉間にしわをよせて悩みを語る人々にいってみる。

ことばセラピーは、どのページから読んでもその時々の自分にきっと効く名文が見つかることでしょう。上月先生も実際に診療に訪れた患者さんに使っていることばセラピーだそうです。おすすめの一冊です。



それではまた。
「ふ」fumie




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