地域の交流サロン・認知症カフェ・デイサービス「現場訪問記」
2.「デイサービス たんぽぽ」
(宮城県岩沼市)
思い出横丁
昔の自分に会いに行ける、元気になれる場所
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デイサービスで懐かしい写真や、
ものを置いているところがありますよね。
回想法の手法を使って、利用者さんの心の引き出しに
働きかけているのだと思います。
懐かしい道具や写真などを見た利用者さんの表情が、
柔らかくなったり、普段お話しない方が
いつもよりたくさん話してくれたりします。
デイサービスたんぽぽにおじゃました時、
個人の写真が掲示してありました。
その人にとっては大切で、見た人にとっても自分に重ね合わせて、
懐かしい気持ちになる。
そんなコーナーが、作ってありました。
↑思い出横丁〜あの時、あなたは若かった…〜のコーナーを
写真に撮らせていただきました。
思い出横丁のコーナーを曲がって、浴室へ。
隣の壁はぬりえ作品コーナー 。
足を止めて、ひとこと言いたくなる雰囲気がいいですね。
写真だったら、資料も使えます。
利用者さん自身の思い出が提供されれば、
たくさんお話が弾むことでしょう。
どこの施設でも取り入れることができる、ヒントになると思います。
丁寧な取り組み
仕上がりに差が付き、満足度もアップ
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施設の作品作りに、高齢者施設向け月刊誌やネットの
情報は欠かせません。
こちらの施設でも参考にしているものはあるとの事
でしたが、
身近に手に入る折り紙や、包装紙を使って
丁寧にに取り組んでいました。
■立体と平面の組み合わせ
離れて見てもメリハリがありますね。
利用者さんが紙を細く折って貼り付け、
果物の形は職員さんが整えたそうです。
花、葉っぱの色使いも単調にならない様、
配置していることが伝わります。
紙だけではなく、身近に手に入れることができる木の
ビーズを組み合わせるだけで、深みが出でますね。
参考になりました
デイサービスの一日は職員側から見ると、
帰る時間が決まっており、やらなければならない仕事も
タイムスケジュールに沿ってたくさんあります。
利用者さん側から見ると、
案外時間があったりします。
手作業としては難しい内容ではないけれど 、
好きな方に丁寧に取り組んでもらえて、
出来上がった作品が大人の作品になる事はどちらにとっても、
良い事と思えました。
地域の交流サロン・認知症カフェ・デイサービスの現場におじゃました時に、感じたこと、思ったことなど…現場訪問記としてお伝えしています。頑張っている方々の思いをお伝し、必要としている同じ思いの方に届けばいいなと思っています。 |
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