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鶏が先か?卵が先か?悩むと深~いテーマです。

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ひふ美と工房ブログひふ美と工房のこと
2017年01月16日

今年の干支は酉です。縁起物でもある「ニワトリ」を皆さんと一緒に作りたいなとカタチにするまでの話です。


鶏が先か?卵が先か?といえば、ひふ美と工房のワークショップは卵が先でした。昨年の9月のデイサービスの個別レク、四葉のクローバーで小さな幸せをのページで紹介している卵の殻を使ったモノが先にあるからです。


9月のワークは「小さな幸せ」は自分で作っちゃいましょうと、卵をプランターに見立て四葉のクローバーを作っていただきました。

材料費にお金をかけれないので、卵の殻の出番となった訳です。予算が取れないのは毎回のことですが、身近な材料でもワクワクしてもらいたいと無い知恵を絞っています。

今回ご紹介の干支の酉は、民芸品のような「ニワトリ」が頭の中に浮かびました。安くて時間が掛からず、高齢の方でも簡単に出来ると条件をクリアせねばならず…。まさに、産みの苦しみを味わいました。

紙コップにたどり着いた時、これでいけると思いました。そのままでは味わいがないのでシワシワにして使うことにしました。

このシワを作る作業は意外に楽しく、指先をたくさん使うので高齢の方のリハビリにもなります。普段の日常では、おそらく細かい作業はしていない方がほとんどです。

細かい作業を出来ないと思いしなくなるのか、しないから出来なくなるのか…。ここでも、鶏と卵のような話が出てきます。

始めたばかりの頃、リボン結びぐらいできるだろうと思って簡単に考えて作ったパーツがありました。その時、あちこちから「リボンが結べない。」「やってちょうだい。」と声が掛かるのです。デイサービスを利用する方は多くの方が日常エプロンの紐を結んだり、靴ひもを結ぶ動作がないので普段やっていないのですね。

面倒でもやらないと、出来なくなっていくようです。靴もマジックテープのようなものも多くみかけますしね。

あえて自分から望まない限り、どんどんやる機会が無くなっていくのだなと思いました。ワークショップを楽しみにして何度か参加してくれた方が、私にそっと耳打ちしてくれた言葉が今でも心に残っています。

「出来ないと思っていたけど、私もやればまだできるのね。」と。

介護を支える家族も、現場で働いている職員さんも、みんな忙しく日々を回していかなければなりませんから、大変なのは良くわかります。

今年は、ひふ美と工房のホームページで身近な材料で作れる「手しごとクラブ」を発信していきたいと意気込んでいます。

高齢者の方おひとりでは難しいとは思いますが、ご家族の方や施設の職員の方が一緒に作ってくだされば鶏が卵を産むように、何か新しい小さな幸せが生まれるはずです。

ぜひ、参考にして良い時間をお過ごしください。

第一弾として「酉」の作り方をアップしています。作り方はこちらから…



それではまた。
「ふ」fumie




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