「こんなはずじゃ、なかった…」
「前は、できたのに…」
「それだけの、ひとだったのよね…」
この言葉は、亡くなった母が晩年よく口にする言葉でした。
なんて他人ごとのように自分のことを、言うのだろうと
聞くたびに不快に思っていました。
母がどんな老後を想像していたかは、
はっきり聞いたことはありません。
でもきっと、自分の思い描いていた老後とは
違っていたのでしょう。
だから、いつも「こんなはずじゃなかった…」と
現実を受け入れられず、家族からも、
自分の姉妹からも、距離を置かれる状況を作っていました。
そんな私も、毎日体調が良いわけでもなく
仕事が順調でもないと、あんなに嫌だった母が言っていた言葉が
私の頭をよぎる時があるから、DNAって怖いなと思う時があります。
「こんなはずじゃなかった…」
「これだけしか、できないのか…」
で、一人で落ち込む日々。
落ち込む理由は、日替わりで健康のこと
子供の将来のこと、老後のこと、一番は仕事のことかな。
そのたびに、自分に「エール」を送りながら何とか
もがきながら、立ち上がっています。
自分のこころへの「エール」の送り方は人それぞれだと思いますが、
私の経験上思い出は、気持ちを引き上げてくれます。
最近落ち込んでいた私の「こころにエール」をくれた思い出は、
梅雨のこの季節、初めての長靴を履いた娘が外に出たくて
雨の中、公園のかたつむりを探して歩いたこと。
そんな娘も24歳。
あの頃も、ぐちゃぐちゃと色んなことを悩んでいたけれど
ここまで、何とかやってこれたじゃないかと…。
今何かで落ち込んでいたり、介護でこころが疲れてしまっている
としたら、自分を元気にしてくれる思い出を考えてみてください。
いくつかの思い出が浮かんでくるはずです。
ひふ美と工房は、介護世代の方々や
介護されている方が元気になってくれるきっかけになれるよう
「こころにエール」を送りたいと立ち上げた工房です。
ひふ美と工房は、私達子供世代と今介護されている親世代が
どちらも元気で、輝いていた昭和のあの頃をテーマにしています。
思い出すきっかけになってくれる、
あの頃・タウン「
忘れかけていた、思い出一杯で出来ています。
きっと、あなたを元気にしてくれる思い出が見つかることでしょう。
お待ちしています。
では、また。
「ふ」fumie
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