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時間のプレゼント ひふ美と工房

 時間のプレゼント

2015年7月3日

「あげれるものは私の時間しかないから、ゆっくりして行って」
と彼女はコーヒーを入れてくれました。

私が若い頃、仕事でお世話になっていた方のところへ
かなり、久しぶりに訪ねた時の話です。

忙しい方なので、話を終えてそろそろ帰ろうと
席を立とうとした私に、逆に気を使ってくれたようでした。

忙しい時間をもらうんだなぁと思うと、
申し訳なくなってしまい、入れていただいた
コーヒーを飲んで、すぐおいとますることにしました。

帰り道、母の介護の日々の自分の感情を
思い出していました。
介護は、4年続きました。

最初は、緩やかに始まり
亡くなる前の半年は、自分の時間はほとんど
母に取られていました。

点滴に、たんの吸引、おむつの交換、口腔ケア
と母の身体介護のほかに…。

訪問看護にヘルパーさん、リハビリ、訪問入浴のスタッフ
往診してくれる先生、薬剤師の方、介護用品の業者の方との対応
ケアマネジャーさんとの話し合い、それぞれの電話連絡と
自分の生活もあってもう、パンパンの毎日でした。

余裕なんか全然無い、介護真っ只中の時は
正直、自分の時間をすべて奪われているような
そんな感覚になりました。

やれることは、精一杯やったと思いながらも
もっとなんとか、してあげれたのではないかと
後悔することも、たくさんありました。

でも、母には私の時間しか
あげられなかったのだと思うと…

十分プレゼントできたのではないかと
自分自身で、なんか納得したんです。

今、介護が大変なあなたへ
あなたの大切な時間を、プレゼントしているのですね。

それから、在宅医療の先生が言ってました。

「後悔しないようにではなくて、後悔はするものだと
思っておいた方がいいですよ。」と…。


「ふ」fumie

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