大人がぬりえをすることによって脳が適度に刺激されストレスが解消されたりまた認知症等の進行が抑えられたりという研究データが先生の目に止まったのです。ぬりえと脳に関する分析はそこから始まりやがて古賀先生はその仕組みを解明されました。(中略)
ぬりえの効果をひと言で表現するなら脳全体をまんべんなく働かせるということです。
出典:Book People ぬりえでアンチエイジング
古賀良彦先生:ぬりえの効果について長年研究を重ねている杏林大学医学部付属病院精神科教授
ぬり絵を始めてわずか15秒後には脳に変化が現れ、30秒後には酸化ヘモグロビンが集まっている部分、すなわち脳が活発に働いて、酸素をよく消費している部分がかなり増えている。
出典:日本プレインヘルス協会のプレスリリース 脳の健康を考えよう(2007.10.3)
脳を活性化するぬり絵 認知症に対する改善効果も期待
「脳の活性化」させるツールとして注目を集める「塗り絵」。三菱鉛筆と東北大学の川島教授による検証の結果、単に「塗る」だけでは脳が活性化しないことが分かったという。(中略)ぼかしなどの技法や配色、色の濃淡に工夫することで、大きく脳が活性化することが分かった。
出典:ITmediaエンタープライズ 単に「塗る」だけでは脳は活性化しない―三菱が川島教授と検証
人は年を重ねると思い出話を好む傾向にあり、それに対して「現在が充実していないからだ」と批判する人もいますが、過去へと思いを馳せることは決して悪いことではありません。自分が輝いていた頃をを思い起こして、喜んだり懐かしんだりすることはむしろ脳に良いとされているのです。
出典:Book People ぬりえでアンチエイジング 「懐かしいもの」が脳を元気にする
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