親家片(おやかた)とは「親の家を片付ける」を略した言葉である。
近年何かと話題に登り、雑誌などにも多く取り上げられる。
僕は山形県を中心にモノの整理業を営なんでいる。
先日、そんな親家片のご依頼がメールで寄せられた。
両親が住む実家を片付けたいと、遠方に住む娘さんからの連絡だ。
指定の時間に依頼者の実家に伺い、ご両親から要望を伺う。
ご自分達のモノ以外にも今年で七回忌になる母親のモノもかなりあるようだ。
一通り仕事の話が終わると、プライベートな話しに話題が移った。
どこの出身、この道何年、子供はいるか、
そんな話しの後依頼者である娘さんの話しになった。
昭和五十二年生まれで、結婚し都内に住んでいるとのことだ。
このところ体調が優れない両親を心配し世話を焼いているのだという。
昭和五十二年生まれ、僕と同い年だ。
更に話しを進めると、僕の初恋の人と同じ高校に通っていたようだ。
小さな町なので驚きはしなかったが、何年かぶりに彼女のことを思い出した。
彼女も結婚し都内に住んでいるはずだ。
四十代も近くなると、両親の老いを感じずにはいられない。
僕にも二十年生まれの父と二十五年生まれの母がいる。
初恋の彼女も実家の両親を気にかけているのだろうかと、
あれこれ昔のことを思い出した。
次を読む #03 住まいの後始末
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あの頃タウンの
小林さん
*あの頃・タウン*美虹町では、ときわ島在住。灯台守をしつつ、不定期で昭和生まれのこれからを、応援するチア・リーダーとして活動。
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美虹町*ときわ島
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小林さんについて、詳しく知りたい方は、リンク先に進んでください。
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「トトノ・エール」
ひろ美さんの話
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