私たちの会社にはモノの整理に伴って建物解体のご依頼も頂く。
多くが空き家の解体依頼だ。
今回ご依頼頂いたのも空き家の解体で、ご依頼者は70代の男性だ。
現在は市街地に家を建て奥様と暮らしておられるが、
40km離れた町外れにある依頼者の実家を解体して欲しいとのこと。
現地に見積もりに伺うと、新潟から秋田まで日本海側を結ぶ羽越本線が
家のすぐ前を走り、二階からは日本海に沈む夕日を
眺めることがでる素敵なロケーションの家だった。
築39年、昭和51年の建物だ。
海岸特有の潮風によって外壁の塗装は剥がれてはいるが、
思っていたより傷みは無かった。
私はもしかしたら買ってくれる人がいるのではと思い、
あちこち不動産屋さんを当たったが更地にして売るしか無いとのこと。
残念ながら解体の見積もりを提示することとなった。
ご依頼者は両親の為にこの家を建てて住まわせ、
自分は関東圏で働き家族と共に生活をして来た。
そして定年を期に故郷に帰りご自分たち夫婦のための新居を構えたのだ。
昨年お母様が亡くなり空き家となったことで解体をすることを決心した。
70代のご依頼者になると、家の解体までお考えのケースが多い。
これは、両親が亡くなられたこと、自分に残された時間や
近い将来の体調などをが具体的に見えてくるからだと思う。
依頼者の男性は最近体調を崩しているそうだが、見積を渡すと
安堵の表情を見せ「気がかりなものは少ない方がいい」と呟いた。
次を読む #04 男性の収集癖
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あの頃タウンの
小林さん
*あの頃・タウン*美虹町では、ときわ島在住。灯台守をしつつ、不定期で昭和生まれのこれからを、応援するチア・リーダーとして活動。
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美虹町*ときわ島
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小林さんについて、詳しく知りたい方は、リンク先に進んでください。
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「トトノ・エール」
ひろ美さんの話
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