お祝い前にチェック!還暦から上寿までの長寿祝いの意味と由来

※当ページのリンクには広告が含まれています。

シニア暮らし

人生の節目となる長寿のお祝いには、どんなものがあるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか?

還暦古希喜寿から白寿まで、それぞれに深い意味が込められた長寿のお祝いがたくさんあります。

昭和をモチーフにしたオリジナル塗り絵や、思い出の昭和のオーダーメイドイラストを描いている小さな工房、「ひふ美と工房」のブログです。日常を便利にする情報や、楽しめる提案もお届けしています。

ブログ記事は、サイトの制作・運営をしているfu管理人が書いています。

スポンサーリンク

長寿のお祝い

fu管理人
fu管理人

長寿のお祝いは、長い人生を歩んできた方への
感謝や敬意を表し、その健康と幸せを願うことにあります。

長寿祝いは、中国の儒教に基づく敬老思想長寿を尊ぶ文化にあるとされています。儒教では高齢者を敬い、その知恵や経験を尊重することが重要視されており、これが日本にも伝わりました。

【主な長寿祝いの節目】

絵でつづるやさしい暮らし歳時記を参考にしています。

還暦(かんれき)

還暦(かんれき)とは …60歳

  • 【還暦(かんれき)の意味と由来】
    「歴が元に戻る」という意味が込められています。生まれた干支が60年後に、再び巡ってくることを祝います。

  • 【祝う年齢】
    数えで61歳(満60歳)の時に祝います。現在では満年齢60歳で祝う家庭が増えてきています。

  • 【還暦祝いの由来】
    古くから長寿の節目として家族や親しい人々が集まり、健康と長寿を願って祝われて来ました。

  • 【赤い贈り物の意味】
    「赤ちゃんに戻る」という意味があり、生命力を象徴する赤いもの(赤いずきんやちゃんちゃんこなど)が送られます。赤は厄除けの意味も持ち、健康と長寿を願う気持ちが込められています。

  • 【現代の還暦祝いのスタイル】
    赤いものに限らず、本人の趣味に合ったギフトや体験型のプレゼントを贈ることも増えています。

  • 【還暦祝いの注意点】
    還暦はおめでたい節目であるものの、本人が「老い」を感じるのを避けたい場合もあるので配慮が必要です。

古稀(こき)

古稀(こき)とは …70歳
現代では「古希」という表記も一般的に使われています

  • 【古稀(こき)の意味】
    「人生七十古来稀なり」という詩句に由来し、70歳を迎えるのが稀であることを祝う行事です。

  • 【祝う年齢】
    もともと、数えで70歳(満69)の時に行われていましたが、現在では満年齢70歳で祝う家庭が増えてきています。

  • 【古稀祝いの由来】
    中国唐代の詩人・杜甫の『曲江詩』にある一節から名前が付けられました。平均寿命が短かった時代、70歳を迎えるのは非常に稀であり、特別な長寿として祝われたのが始まりです。

  • 【贈り物】
    特に決まった色や形式はありませんが、紫が古稀祝いのテーマカラーとされることがあります。実用的な贈りものや趣味に合った物、旅行や食事会が選ばれることが多いです。

  • 【現代の古稀祝いのスタイル】
    家族や親しい人が集まり、健康とこれからの幸せを願う食事会が一般的です。還暦祝いに比べ、柔軟なスタイルで祝われる傾向にあります。

  • 【古稀祝いの注意点】
    本人が「老い」を感じるのを避けたい場合もあるため、明るく前向きなメッセージを添えることが大切です。

喜寿(きじゅ)

喜寿(きじゅ)とは …77歳

  • 【喜寿(きじゅ)の意味】
    「喜」の草書体「㐂」が「七十七」に見えることに由来します。「喜の字の祝い」ともいわれ77歳の長寿を祝います。

  • 【祝う年齢】
    もともと、数えで77歳(満76歳)の時に行われていましたが、現在では満年齢77歳で祝う家庭が増えてきています。

  • 【喜寿(きじゅ)の由来】
    漢字の形に意味を見出し、おめでたい節目として祝う風習が始まりました。

  • 【贈り物】
    喜寿祝いには、紫色の小物や実用的なアイテム、健康をサポートするグッツが人気です。温泉旅行や食事会や名前入りのオリジナルプレゼントも喜ばれます。相手の好みに合わせた贈り物を、選ぶことが大切です。

  • 【現代の喜寿祝いのスタイル】
    家族や友人が集まり、健康とこれからの幸せを願う食事会や旅行が支流です。本人の希望に合わせて柔軟にお祝いすることが増えています。

傘寿(さんじゅ)

傘寿(さんじゅ)とは …80歳

  • 傘寿(さんじゅ)の意味
    「傘」の略字「仐」が「八十」に見えることに由来します。80歳を迎える節目に長寿を祝います。

  • 【祝う年齢】
    もともと、数えで80歳(満79歳)の時に行われていましたが、現在では満年齢80歳で祝う家庭が増えてきています。

  • 【傘寿祝いの由来】
    漢字の形から、おめでたい節目として祝うようになったとされています。

  • 【贈り物】
    黄色や金色の衣類や小物(ちゃんちゃんこ・ストールなど)や、実用的な贈り物、趣味に合ったアイテム、または旅行や食事会などが人気です。

  • 【現代の傘寿祝いのスタイル】
    家族や友人と食事会やホームパーティーを開くことが、一般的です。贈り物に加え、本人の希望を尊重した形でお祝いするのが現代の傾向です。

半寿(はんじゅ)

半寿(はんじゅ)とは …81歳

  • 【半寿(はんじゅ)の意味】
    「半」の字を分解すると、「八」「十」「一」に由来します。81歳を迎える節目に、長寿を祝います。

  • 【祝う年齢】
    もともと、数えで81歳(満80歳)の時に行われていましたが、現在では満年齢81歳で祝う家庭が増えてきています。

  • 【半寿祝いの由来】
    漢字の形から、おめでたい節目として祝うようになったとされています。

  • 【贈り物】
    黄色や金茶の衣類や小物。(ちゃんちゃんこ・ストール・帽子など)実用的な贈り物、趣味のアイテム、健康を気遣ったギフトも人気です。

  • 【現代の傘寿祝いのスタイル】
    家族や友人と食事会やホームパーティーを開くことが、一般的です。贈り物に加え、本人の希望を尊重した形でお祝いするのが現代の傾向です。

米寿(べいじゅ)

米寿(べいじゅ)とは …88歳

  • 【米寿(べいじゅ)の意味】
    「米」の字を分解すると、「八」「十」「八」に由来します。88歳を迎える節目に、長寿を祝います。

  • 【祝う年齢】
    もともと、数えで88歳(満87歳)の時に行われていましたが、現在では満年齢88歳で祝う家庭が増えてきています。

  • 【米寿祝いの由来】
    漢字の形から、おめでたい節目として祝うようになったとされています。

  • 【贈り物】
    黄色や金茶の衣類や小物(ちゃんちゃんこ・ストール・帽子など)実用的な贈り物、趣味のアイテム、または食事や旅行など体験型のギフトも人気です。

  • 【現代の傘寿祝いのスタイル】
    家族や友人と食事会やホームパーティーを開くことが、一般的です。贈り物に加え、本人の希望を尊重した形でお祝いするのが現代の傾向です。

卒寿(そつじゅ)

卒寿(そつじゅ)とは …90歳

  • 【卒寿(そつじゅ)の意味】
    「卒」の略字「卆」が「九十」に見えることに由来します。90歳を迎える節目に、長寿を祝います。

  • 【祝う年齢】
    もともと、数えで90歳(満89歳)の時に行われていましたが、現在では満年齢90歳で祝う家庭が増えてきています。

  • 【卒寿祝いの由来】
    「卒」の略字の形からおめでたい節目として祝うようになったと言われています。

  • 【贈り物】
    紫色の衣類や小物。(ちゃんちゃんこ・ストール・帽子など)実用的な贈り物、趣味のアイテム、または食事や旅行など体験型のギフトも人気です。

  • 【現代の傘寿祝いのスタイル】
    家族や友人と食事会やホームパーティーを開くことが、一般的です。贈り物に加え、本人の希望を尊重した形でお祝いするのが現代の傾向です。

白寿(はくじゅ)

白寿(はくじゅ) …99歳

  • 【白寿(はくじゅ)の意味】
    「百」の上部にある「一」を取ると「白」となることに由来します。99歳を迎える節目に、長寿を祝います。

  • 【祝う年齢】
    もともと、数えで99歳(満98歳)の時に行われていましたが、現在では満年齢99歳で祝う家庭が増えてきています。

  • 【白寿祝いの由来】
    漢字の形から、おめでたい節目として祝うようになったとされています。これまでの長寿を家族や友人と共に感謝する行事です。

  • 【贈り物】
    白色の衣類や小物(ちゃんちゃんこ・ストール・帽子など)実用的な贈り物、趣味のアイテム、または食事や生活を快適にする贈り物などが喜ばれます。

  • 【現代の傘寿祝いのスタイル】
    家族や親しい人と穏やかに過ごすことが中心です。盛大なお祝いよりも、健康を気づかい穏やかに長寿を喜ぶ形が多くなってきています。

上寿(じょうじゅ)

上寿(じょうじゅ)とは… 100歳

  • 【上寿(じょうじゅ)の意味】
    長寿を「上・中・下」に分けたうち、最も長寿であることから名付けられました。

  • 【祝う年齢】
    もともと、数えで100歳(満99歳)の時に行われていましたが、現在では満年齢100歳で祝う家庭が増えてきています。

  • 【上寿祝いの由来】
    古くから長寿を三段階に分け「上寿(100歳)・中寿(80歳)・下寿(60歳)」としたことに由来します。

  • 【贈り物】
    実用的な贈り物や、健康を祝う品、快適な生活を支えるアイテムが喜ばれます。華やかなお花や、お祝いの気持ちを込めたメッセージギフトも人気です。

  • 【現代の上寿祝いのスタイル】
    家族や親しいと食事を、これまでの人生を振り返る温かい時間を大切します。派手な祝宴よりも、本人の体調や、希望に合わせた穏やかなお祝いが主流です。
fu管理人
fu管理人

100歳のきんさん、ぎんさんが登場したCMは1990年代のことでしたね。
覚えている方も多いのではないでしょうか。

人生100年時代、節目ごとの長寿の祝いは健やかに重ねた歳月を祝う大切な機会ですね。

まとめ

長寿祝いは、それぞれの年齢ごとに意味や由来があり、古くから受け継がれた大切な節目です。還暦から上寿まで人生の歩みを振り返り、家族や大切な人の感謝を分かち合う機会となります。

現代では、形式にこだわらず本人の希望に寄り添ったお祝いのスタイルが増えています。

大切な人の長寿を祝う際には、その方にふさわしい贈り物やお祝いの方法を選び、気持ちを伝えましょう。

タイトルとURLをコピーしました