「あれ、シワが…?」久しぶりに出したお気に入りの服、「なんだかヨレッとしている。」「きちんとしまったはずなのに…、ちょっとショック…。」そんな経験ありませんか?
衣替えは、ただ服をしまうだけでなく「次のシーズンも気持ちよく着るための準備」でもあります。
カビやシワ、虫食いなどのトラブルを防ぐためには、ちょっとしたコツや工夫が必要です。
この記事では、洋服を長持ちさせる収納のコツからあると便利なアイテムまで、わかりやすくご紹介します。
季節の変わり目に後悔しないためにも、ぜひ最後までチェックしてみてください。

衣替えよくある失敗と原因
「一度だけしか着ていないし、洗わなくとも平気かな…。」と、そのまま収納してしまうのは危険です。見た目はきれいでも、服には空気中のホコリ、汗や食べこぼしなど汚れがついている場合があります。
「せっかくキレイにしまった服、出してみたらシワくちゃ…。」そんな残念を防ぐためにも、ついやりがちなNG習慣を、チェックしておきましょう。
カビや虫食いの原因はこんなところに
衣替えの収納で、うっかりやりがちなところを見直しましょう!
- 一度でも着た服は、「汚れている」と考えましょう!
空気中のホコリや汗、食べ物の微粒子などが付着していることもあります。これが、虫食いの原因になることもあります。 - アクリルやポリエステルでも油断はしないで!
ウール製品だけでなく、合成繊維も汚れがあれば虫に食われるリスクがあります。 - 収納前は必ず洗濯 or クリーニングをしましょう!
汚れを落としてからしまうことで、カビや虫の発生を防げます。 - クリーニング後のポリカバー(ビニールカバー)は外しましょう!
通気性が悪いので、湿気がこもりカビや黄ばみの原因になります。
次のシーズン、
虫食いやカビの被害を防ぐために、防虫剤や防カビ剤を取り入れておくと安心です!
シワだらけになるNGな習慣
- 【NG習慣1】服をギュウギュウに詰め込む
詰め込み過ぎはシワの大敵です。衣類の重みで、シワが深く定着してしまいます。
- 【NG習慣2】どんな素材も同じようにたたむ
シワになりやすい素材(レーヨン・リネン)は、優しくふんわりとたたんで、余裕のある収納をしましょう。 - 【NG習慣3】合わないハンガーを使う
薄手のシャツやニットはハンガーの後が付きやすいので、特に注意が必要です。肩幅に合った厚みのあるハンガーを使いましょう。 - 【NG習慣4】クリーニングのポリ袋をかけたまま収納
湿気がこもって、カビやシワの原因になります。ポリ袋は外し、通気性の良いカバーや不織布を使用するのがベストです。
衣替えの前にやっておくべきこと!
次のシーズンも気持ち良く着れるように、しまう前のひと手間が大切です。

しまう前に、「洗濯やクリーニング」をお忘れなく
一度でも袖を通した服は、目に見えない汗やホコリ、皮脂など汚れがついています。見た目がキレイでも、汚れをそのままにするとカビや虫食いの原因になってしまいます。
【特に注意したい衣類】
- ウールやカシミアなどの天然素材のニット類
- 食事中に着た洋服(小さな食べこぼしが虫の好物に)
- 肌に直接触れたインナーやカットソー
洋服を長持ちさせるためにも、しまう前には「洗濯・クリーニング」して清潔な状態にしておきましょう!
しまう前に、しっかり「乾かす」ひと手間を
洗濯・クリーニング後の服は、表面が乾いていても中に湿気が残っていることもあります。湿ったまま収納すると、カビやニオイの原因になることもあります。
【おすすめの乾かし方】
- 風通しの良い場所で、数時間~一日陰干し
- 特に厚手の洋服は、裏返して乾燥を確認
- クリーニングのビニールカバーは外して通気をよく
「完全に乾いてから収納」がカビ・湿気のトラブルを防ぎます。
カビ・虫食い・シワを防ぐ収納のコツ
せっかくキレイにしまったのに、次のシーズンに出してみたら「なんだか、残念…。」そんなことは、避けたいものです。
ここでは、大切な衣類を良い状態で保つための、収納の工夫をご紹介します。
収納場所の湿気対策
カビを防ぐには、収納場所の湿気対策が欠かせません。特に、押し入れやクローゼットは通気性が悪く湿気が溜まりがちになる場所です。
衣類をキレイにしまっても、収納場所の環境が悪いと台無しになってしまいます。
【気をつけたい湿気対策】
- 晴れた日に、クローゼット・押し入れに風を通す
- すのこや除湿剤を使って、底面の湿気対策をする
- 長時間使わない場所なら、除湿器や防湿シートなどを活用する
たたみ方と収納方法の工夫
衣類はたたみ方ひとつで、シワの付き方が変わります。ギュウギュウに詰め込んでしまうと、せっかく丁寧にお洗濯した服も、シワだらけになることもあります。
【ふんわりした収納を心がける】
- シワになりやすい素材は、やさしくふんわりたたむ
- 詰め込み過ぎず、余裕をもって収納する
- 型崩れしやすい服は、ハンガーにかけて収納する
収納前に使いたい便利グッズ
収納の工夫に加えて「便利グッズ」を取り入れると、さらに安心です。防虫・防湿・シワ防止といった悩みを解決してくれる、アイテムをご紹介します。
便利グッズ1【防虫剤】(香り付き・無香タイプ)
大切な衣類を、虫からしっかりガードしてくれます。
最近では、衣類にニオイがつきにくいタイプや天然由来成分を使ったものも、増えているので好みに合わせて選べます。
便利グッズ2【除湿剤・除湿シート】
湿気対策には、さまざまなタイプの除湿グッズがあります。収納場所や使い方に合わせて選ぶのがポイントです。
- 置き型除湿剤
押し入れやクローゼットの隅に置くだけで、湿気をどんどん吸収。水が溜まるタイプは交換時期もわかりやすいです。
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- 吊り下げ式除湿シート
掛けて使える除湿シートは、吊るして収納する収納する洋服のカビ・湿気対策にぴったりです。スリムなので、場所も取りません。
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- 敷くだけ除湿シート
収納ケースの底や、押し入れの棚に敷いて使えるタイプです。繰り返し使えるタイプも。
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便利グッズ3【衣類カバー(通気性が良い不織布タイプ)】
ホコリや虫から守りつつ、通気性が良いタイプはカビ対策にもなります。掛けるだけでクローゼットの見た目もスッキリします。
おすすめしたい衣料カバー

- 通気性の良い不織布タイプ
ビニールよりも湿気がこもりにくく、カビ予防にも - 防虫・防カビ加工済み
洗濯・クリーニング後、長期間収納する衣類にも安心 - ファスナー付きで出し入れ簡単
ホコリを防ぎながら、使いたい時にサッと取り出せる - 透明窓付きで中身がわかる
何を収納したか一目で分り、探す手間を減らせる
次の衣替えがラクになるひと工夫
次のシーズンも気持ち良くスタートできるように、少しだけ工夫を加えておきましょう。
ラベル・仕分けでスムーズに
「何をどこにしまったっけ?」と迷わないように、収納ケースにはラベルを貼るのがおすすめです。たとえば、「春物トップス」「冬物ボトム」など記載すれば、取り出す時も探しやすくなります。
同じ種類の服や使用頻度ごとに仕分けておくと、必要なアイテムだけを取り出せて便利です。

2段階収納で気温の変化に対応
春先や秋口など、季節の変わり目は気温が安定しないものです。そんな時に便利なのが「すぐ使える服」と「本格的な季節の服」を分けてしまう「2段階収納」です。
- すぐ使いそうな、羽織ものや薄手のニットは取り出しやすい場所へ
- 真冬のコートや真夏のTシャツは奥や上の段に
こうしておくと、急な寒暖差にも対応できて衣替えの手間もグッと減らせます。
参照・引用元
白洋舎
洋服を保管する前に
ライオン株式会社
しわになりにくい衣類収納術をご紹介します。 – ガードシリーズ
【プロが解説】冬物衣類の正しい収納! 洗濯・しまい方の3つのポイントで衣替えは完璧
mybest
「衣類カバーのおすすめ人気ランキング【2025年】」
オレンジページ
「衣替え」がぐっとラクになる3つの工夫とは!?
まとめ
【衣替えの収納ポイント】
- 洗濯・クリーニングは忘れずに。汚れは、カビや虫食いの原因に。
- しっかり乾かしてから収納。湿気は大敵!
- 詰めすぎない収納で、シワを防止。
- 素材に合わせたたたみ方を。特にシワになりやすい服はやさしく。
- 防虫剤・防湿剤を適切に使用。
- ラベルや仕分けで、次の衣替えもスムーズに。
衣替えは、季節の移ろいを感じる大切なタイミングです。
湿気が気になる【6月】、秋支度も本格化する【10月】も、季節の風物詩を楽しみながら、無理なく準備していきましょう!
昭和をモチーフにしたオリジナル塗り絵や、思い出の昭和のイラストを描いている小さな工房、「ひふ美と工房」のブログです。暮らに便利な情報もお届けしています。

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