介護の日々は大変なこともありますが、笑いやコミカルな要素を取り入れた介護コミックエッセイは、心の癒しとストレス解消に役立ちます。
・日々の介護にストレスや疲労感を抱えている方。
・家族の介護に悩みを抱えている方。
・これからの親の介護に関心がある方。
こんな方に向けて、現実の介護の厳しさや葛藤を描いた介護コミックエッセイをご紹介します。
Kindle Unlimitedで読める本なので何冊でも、定額料金で読むことができます。
現実の介護の厳しさと葛藤を抱える日々には、笑いや癒しを求める時間も必要だと思うからです。
私も、両親を在宅看護で看取りました。
父は2010年、母は2014年に亡くなりました。
姉と夫の協力、在宅看護のスタッフの皆さんとなんとか乗り切りました。
当時のことは、過酷な日々過ぎて記憶もところどころ飛んでしまっていますが、
今、介護コミックエッセイを読んでも、共感し励ましてもらえることがたくさんありました。
私が、読んで良かった本を紹介しています。
昭和をモチーフにしたオリジナル塗り絵や、思い出の昭和のオーダーメイドイラストを描いている小さな工房、「ひふ美と工房」のブログです。
ブログ記事は、サイトの制作・運営をしているfu管理人が書いています。
Amazon Kindle Unlimitedで読める 介護コミックエッセイ本
『Kindle Unlimited』(キンドル アンリミテッド)とは、Amazonが提供する電子書籍のサブスクリプションサービスです。
月額料金980円を払うことで、小説やビジネス書、自己啓発書、雑誌、コミック、洋書のさまざまなジャンルから読むことができます。
\ お好きな端末で利用可能 /
Kindle端末がなくても、Kindle無料読書アプリを使って、Kindle Unlimitedの本を楽しめます。
マンガや雑誌を読む場合、スマホでは文字が小さくて読みずらいのでタブレット端末かパソコンを使うのがおすすめです。私は、ノートパソコンで読んでいます。
『Kindle Unlimited』の利用方法について、まとめた記事です。⇓
スーパー嫁の汗と笑いの在宅介護 Kindle版
- バニラファッジ著
- 2013年 主婦と生活社
- 超人気ブログ「7人家族の真ん中で。」の介護エピソードを抜粋し再編集してまとめた本。
(要介護4の認知症の姑と要介護5の体の不自由なその妹を在宅で看護、夫婦+子ども3人)
サブタイトルの「お義母さん!トイレはこっちです!」で、内容が想像でき面白そうと思いました。
介護の日々は大変なことばかり、それをユーモアあふれるストーリーにしていているファッジさん。姑とその妹さんのキャラクター設定にも、愛を感じる内容でした。
そして、ファッジさんが子ども達に当てた手紙の一文にグっときました。
私が順当に老い、
スーパー嫁の汗と笑いの在宅介護 Kindle版
認知症になると家族はその対応に疲弊することでしょう。
ぜひ認知症がひどくなる前に、施設を探して入所させてください。
そうですね、目安としては食べたことを忘れて
思い出せなくなったあたりでしょうか。
リアルな介護の現実をユーモアに変えて、介護者の共感や励ましに変えてくれる1冊です。しかし、老いていく自分の将来も考えさせられました。
中年マンガ家ですが介護ヘルパー続けてます (アクションコミックス) Kindle版
- 吉田 美紀子著
- 2018年 双葉社
- 訪問介護、障がい児支援、病棟勤務、老人介護施設の派遣先で著者が体験したことがコミックになっています。
40歳過ぎてから介護の現場に飛び込む勇気はすごいなと思ったのと、レビューの★が4.4と高評価なので読んでみました。
ふぉわっとしたマンガのタッチなので、過酷な現場もゆるい感じに見えてしまいますが、実際は相当ハードな内容です。
人と人が接するには、想像力が必要なのですね。老人介護施設の仕事のページに書かれていたことに、
以外にクリエイティブさが求められます。
中年マンガ家ですが介護ヘルパー続けてます (アクションコミックス) Kindle版
徘徊、転倒、食べこぼしが多いなど改善を要する利用者さんにどう対応するか、柔軟な発想があると皆幸せ。
介護する側の気持ちで読み始めましたが、後半老人介護施設での話になってくると、介護される側の気持ちになっていました。
60歳過ぎると、いずれ我が身に思えてきます。
アラフィフでヘルパーはじめました (中経☆コミックス) Kindle版
- ゆる ゆらり 著
- 2017年 KADOKAWA
- ブログ「ヘルパーおかん。アラフィフ専業主婦のハローワーク。福祉のお仕事時々家族。」の運営者。アラフィフで介護職に就いた奮闘が描かれています。
私も介護中は、ヘルパーさんにお世話になりました。介護の負担を減らしてもらうことができてありがたい存在でした。いろんな方を見ているゆらりさんの話は、興味深いものでした。
本の初めに、こんな言葉が書かれています。
今、介護のカタチは、「お世話」から「自立支援」へ‥介護者の手は、その方の「生きる力」を引き出し、人生を輝かせていただく為にあります
アラフィフでヘルパーはじめました (中経☆コミックス) Kindle版
新しい介護の風を、たくさんの方々に‥介護職を目指す方や家族の介護について知りたい方にも感じていただけたら、幸いです!
介護職は体力がなければできないので、若い方が良いに決まっているとは思うけれど、経験値が多いアラフィフだからこそ気が付くことが多いのですね。
親の介護、はじまりました。(上) (本当にあった笑える話)
- 堀田あきお&かよ著
- 2016年 ぶんか社
- マンガ家のあきおさんと、マンガ原作者のかよさん。かよさんのご実家のお話です。離れて暮らしている親が、突然介護が必要に‥。介護が始まると、それぞれが抱えていた家族の問題が浮き彫りになるリアルな現実を、ユーモアたっぷりに描いています。
私も両親の介護を経験しています。当時姉は介護職で、経験と知識がありましたのでとても助かりました。
父は胃癌でしたが、最後まで自宅で暮らしたいという本人の強い意志がありました。
家族で、その希望を支えるカタチとなりましたが姉がいたから出来たことだと思っています。
かよさんのコラムも、載せられています。
介護は「みんな同じ」じゃない。介護される人の状態や、環境、家族構成や経済状況など、いろんな要素によって、それぞれが抱える問題は全部違う。
親の介護、はじまりました。(上) (本当にあった笑える話)
それでも、この本を読んでいると私にも重なる部分はたくさんあって、家族である限り避けては通れない問題なんだと思いました。
老いてくご両親と、家族の問題がリアルに描かれています。
91歳毒舌系女子、喧嘩を売って生きてます
- バニラファッジ著
- 2014年 主婦と生活社
- 先に紹介した、「スーパー嫁の汗と笑いの在宅介護」のお義母さんの「認知症」に重点をおいて編集されています。ほっこり笑えるエピソードに仕上げてあるのは、さすがです。
著者であるファッジさんの、ユーモアセンスに助けられ話はどんどん面白く展開されていくので前作同様一気に読み終わりました。
でも、毎日これって大変だなと思ってしまいます。ファッジさんあとがきでこう綴っています。
まだしばらく我が家の在宅介護は続きますが今の状態が永遠に続くわけではありません。明日も健やかな1日でありますように、と7人家族の真ん中で今日も願うばかりです。
91歳毒舌系女子、喧嘩を売って生きてます
健やかな1日は、その人のこころの持ちようでやってくるのだと感じさせてくれる1冊です。
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