新しい年を、すっきりとした環境と気持ちで暮らすための大掃除。昭和の時代の年末は今より慌ただしいかったと思うのは、自分が子どもだったからでしょうか。
今より不便な昭和時代の年末を、「昭和の光景ぬりえ」で振り返ってみませんか。
昭和の子どもの親世代は、お正月を迎えるための意識や準備が今と違って高かったので、子ども達も大掃除は強制参加でした。
記事では、「昭和のモノ」を季節ごとに紹介しています。今回は「大掃除」がテーマの塗り絵です。
無料でダウンロードできますので、ご家族でお楽しみください。
昭和をモチーフにしたオリジナル塗り絵や、思い出の昭和のオーダーメイドイラストを描いている小さな工房、「ひふ美と工房」のブログです。
ブログ記事は、サイトの制作・運営をしているfu管理人が書いています。
この記事は内容を追記し、塗り絵がダウンロードできるようにページを更新しました。
家族総出できれいにした昭和の大掃除
【昭和のモノ】塗り絵:12月
※無料でご利用いただけますが、イラストの著作権は放棄いたしておりません。
子どもの頃、大掃除はイベントでしたよね。
我が家では大みそかは綺麗に掃除をした部屋で、家族揃ってレコード大賞を見て紅白歌合戦を見るというのが定番の過ごしかたでした。おそらく、その当時は多くの家庭がそうだったと思います。
テレビは家族で見る時代でしたから、この日ばかりは夜更かししても良いので嬉しかったのですが、眠くなってこたつで寝ていた記憶しかないです。
ひふ美と工房のダウンロードぬりえ
他にもたくさんぬりえがあります。
デイサービスや老人ホームなどの介護施設でのレクリエーションや、おうちでのお楽しみにもぴったりな、たくさんのぬりえを掲載。
懐かしい掃除道具
昭和の一般的な大掃除を、塗り絵と一緒に見ていきましょう!
掃除機が普及するまでは大変でした
掃除機が普及するまでは、どこの家にもハタキとほうき、ちりとりでの掃除でした。ホコリが舞い上がり、大変だったものです。新聞紙を濡らしてちぎって、撒くといった裏技もありました。
調べてみると、日本での掃除機の普及は1960年代の、団地ブームの時からだそうです。
ほとんどの家庭に普及するのは、紙パックで吸引したゴミが捨てられる掃除機が発売される1980年代。どこの家庭でも、塗り絵のイラストのような掃除光景が当たり前でした。
あの頃子どものお手伝いは、大抵雑巾がけでした。汚れた雑巾はバケツの水ですすぎます。手が冷たくて、泣きそうになった記憶があります。お湯を入れても寒さですぐに冷たくなり、しもやけになって大変でした。
しもやは初めは痛くて治りがけは痒く、暖かくなる春が、待ち遠しいかったものです。
暖房設備・防寒グッツの素材の進化、生活様式の変化もあり、令和の今は昭和の頃より格段に良くなりました。
ところでバケツって、プラスチックじゃなかった?
金のバケツだったよ…
【昭和世代には懐かしいブリキのバケツ!】
私は、昭和36年生まれです。記憶の中のバケツはプラスチックだった気がしますが、イラストを描いている夫は、昭和26年生まれなので金のバケツが支流だったようです。
小さいことですが歳の差10歳の私たち夫婦には、結構あるあるの昭和世代間でのギャップです。それでも、昭和の空気感は不思議なもので一緒です。
とは言え、時には「え~っ!そんなのなかったよ」って、夫が描いたイラストを見て思うことがあります。
貼り替え前の障子は破っても良いルール
大掃除でやることのひとつに、障子の貼り替えがありました。これは手間が掛かる大仕事です。
古くなった障子紙を破ることも、立派なお手伝いです。この時ばかりは、思う存分穴を開けてビリビリに破きますが、お許しが出たイタズラみたいで、あまり面白くありませんでした。
障子がある家は、新年を気持ちよく迎えるために家族総出で頑張りました。
私のおばあちゃんは障子貼りが上手でした
今ではあまり見ることが無くなった障子貼りですが、私の祖母も手慣れたものでした。障子糊をお皿に出して水で薄め、障子の桟にトントンと刷毛で上手いこと糊を塗って、紙を貼っていきました。
私の父も、小さい頃から手伝いをさせられていたのか、障子貼りは手際が良かったです。何度も見ていましたが、私は障子貼りの経験ゼロです。
父方の祖母は大正生れで、イラストのおばあちゃんのように普段から着物を良く着ていました。洋服の時もあったけど、私の思い出の中ではいつも着物姿です。記憶の中のおばあちゃんと、そろそろ同じ歳になりました。
子どもの目には、祖母は老人に見えていたので
なんだかクラクラしてきます。
昭和生まれのシニアは大掃除が大変です
まだまだ元気で大丈夫のはずと自分では思っていても、シニアにとっては身体的にも負担が大きく師走のケガの原因にもなっているのが大掃除です。
掃除中の高いところからの転落や水拭きした床で転んだり、作業中に腰を痛めたりと危険もいっぱいです。安心安全に暮らすためにも、お掃除を楽にする暮らしを普段から考えていく必要がありそうです。
「シンプルにすっきり暮らす」が理想のようです。
毎日のように探し物をする時間も減り、掃除も楽になりそうです。
すぐには無理そうなので、数年かけて自分にあった考えかたや方法を探していきたいと思っています。
【ケガをする前に読んでおきたい!】
まとめ
昭和の大掃除は一家総出で行ったイベントのような記憶があります。お正月に、年神様をお迎えする意識が今より高かったので、親たちは一生懸命準備をしていました。
思えば掃除道具も便利に進化して、昭和の頃と比べると随分と楽になりました。
どこか懐かしい昭和の師走の光景を、塗り絵でお楽しみください。