おうち時間を昭和の時代を懐かしむ、昔話タイムで過ごしてみるのはいかがでしょう。
皆さんは、紙芝居屋さんの思い出をお持ちですか。
「ある…。」とお答えの方には懐かしく、話や資料でみたことはあっても知らない方には「そうなのか…。」と思っていただける「懐かしい紙芝居屋さん」の塗り絵を楽しんでみませんか。
記事の前半では【昭和の光景ぬりえ 紙芝居屋さん】をご紹介いたします。記事の後半では、昭和の紙芝居屋さんのことを書いています。家族や友人と、塗り絵で昔話を楽むためにお役立てください。
昭和をモチーフにしたオリジナル塗り絵や、思い出の昭和のオーダーメイドイラストを描いている小さな工房、「ひふ美と工房」のブログです。
ブログ記事は、サイトの制作・運営をしているfu管理人が書いています。
懐かしい紙芝居屋さんを塗り絵で楽しみましょう
【昭和の光景ぬりえ】紙芝居屋さんの塗り絵
・クリックするだけで、直接ダウンロードできますので、ぜひご利用ください。
・A4サイズ・カラー・ヨコ・pdfデータです。
・地面が初めから着彩されていて、線の色はセピア色です。
カラープリントがおすすめですが、モノクロプリントでもお楽しみいただけます。
【昭和の光景ぬりえ】紙芝居屋さん
【昭和の光景ぬりえ】 紙芝居 / 駄菓子屋さん / 電車ごっこ / 家族団らん / 昭和の子供
※無料でご利用いただけますが、イラストの著作権は放棄いたしておりません。
1週間の予定表が付いて、6種類。
おうち時間を昔話タイムにして楽しみましょう
紙芝居屋さんは、いつ頃からあるの?
昭和9年生まれだった亡くなった父が、
子どもの頃の、紙芝居屋さんの話を聞かせてくれました。
紙芝居屋さんについての豆知識
街頭紙芝居というのは1930年頃に、東京で生まれたそうです。昭和でいうと、5年頃になりますね。
街頭紙芝居とは
街頭紙芝居は、このイラストのおじさんのように、自転車に紙芝居と駄菓子を積んで街中を回っていました。紙芝居は、駄菓子を売るため人を集める道具だったそうです。
駄菓子を売ることのほうが、本業だったんですね。拍子木やほら貝などで、子供たちを集めて人数が集まり駄菓子が売れたら、紙芝居の始まりです。
お話が佳境に入るところで、「続きは、また来週」てなことになるようです。
いくら、駄菓子を売るためでも子供にとっては辛いですよね。その「来週」がどんなに待ち遠しいかったか、想像がつきますね。
【見てるだけでも楽しいみんな嬉しい駄菓子!】
・いつの時代も駄菓子は、子どものこころをつかみますね。
紙芝居屋さんのおじさんの正体は
どんな人が街頭紙芝居を行っていたかというと、当時不況の中、失業者が多かったので紙芝居屋さんになる人もいました。おじさん達は、貸元から紙芝居の絵を借りて演じる業者さんでした。
昭和11年頃には、この業者さん9000人を超えほとんどの都道府県で営業していたそうです。
紙芝居屋さんの魅力
当時の子どもたちにとって、街頭紙芝居はとても魅力的なものだったようです。
街頭紙芝居が盛んなころ、子どもたちはどのくらいの頻度で見ていたのでしょうか。この点については戦前と戦後の間に大差はなく、全体では「週2〜3回」が37.5%、「週1回」が28.0%で、10日に1回とか、月に1回というのは10%以下でした。しかし、「ほとんど毎日」見たと答えた人が14.9%いたことは注目すべきことです。当時の子どもたちがいかに紙芝居にのめり込んでいたかが、よく分かります。
引用元:東京都立中央図書館 街頭紙芝居と子どもたち 畑中圭一
子どもたちがのめり込む魅力とは
- お菓子を食べながら、現実から離れた世界に没頭できる。
- 地域の子どもたち同士が、紙芝居を通して会話や交流するコミュニケーションの場。
- 目と耳を使った感覚的な体験や、想像を刺激するストーリー展開。
- 物語を通して、価値や知識を身に着けられる教育的要素。
【フレームがあるとお話の世界が出来上がるから不思議!】
今の子供たちも紙芝居が大好き
街頭紙芝居を知らない世代でも、
子供の頃に、紙芝居を見た記憶はありますよね。
今でも図書館や学校、幼稚園や保育園で「教育紙芝居」というカタチで存在しています。そして多くの子供たちが、夢中になってお話を聞いています。
ストーリーの中に、教育的要素を盛り込んでいるのが特徴です。子どもたちが楽しみながら学ぶことが出来るため、教育の現場では重要な役割をはたしているそうです。
戦後、「平和で人間の命を大切にし、子どもを愛することを原点とする」教育紙芝居運動が起き、「生きる意味とすばらしさ」をこめた優れた出版紙芝居作品の流れがつくられてきました。
引用元:紙芝居文化の会 紙芝居のあゆみ
昔話を楽しみましょう!塗り絵も楽しみましょう!
【昭和の光景ぬりえ】「紙芝居屋さん」の塗り絵を通して、昭和の時代にタイムスリップしてみませんか?おうち時間を昔話タイムにしてみましょう!
「紙芝居屋さん」の塗り絵を楽しむことで、昔の話に触れ懐かしい思い出を共有しましょう。お年寄りの方々との、コミュニケーションも深まり昭和の時代にも愛着がわいてくるでしょう。
一緒に昔話を楽しみましょう!そして【昭和に光景ぬりえ】も楽しく塗りましょう!
おすすめ! 絵葉書風に仕上げた、47都道府県塗り絵【日本めぐりぬりえ】はこちらから⇒
ひふ美と工房の紙芝居ぬりえのエピソード
数年前の、高齢者施設のワークショップでの話です。
楽しそうに話す顔が、ホント嬉しそうでした。
ペーパークラフトのカレンダーを作るワークショップを開催した時のエピソードをご紹介します。参加者にはお土産として【昭和の光景ぬりえ】をプレゼントしました。
ワークショップ中、あまりしゃべりならなかったおばあちゃんが「紙芝居屋さん」の塗り絵を、手に取ると、一変して懐かしい思い出話を披露してくれました。
紙芝居屋さんが来てくれた場所を鮮明に覚えていて、おじさんが来た通りや一緒に見に行ったお友達についても、思い出話が膨らんでいきました。
昔話タイムを楽しんでくださいね
紙芝居についてのおまけの情報
紙芝居の原画については、多くの図書館や資料館に保存され、ネット上でも閲覧可能なものが多いです。特に「街頭紙芝居・原画」などのキーワードで検索すると、豊富な情報が見つかるでしょう。
興味をお持ちの方は、ぜひ検索することをお勧めいたします。
紙芝居は昭和時代のひとつのエンターテインメント形態で、その楽しさや歴史を知ることで昭和の文化を理解することができます。
まとめ
おうち時間を楽しくする方法として、【昭和の光景ぬりえ】をご家族で楽しんでみませんか?
昭和の光景を描いた塗り絵は、ご高齢の方には懐かしい思い出がよみがえり、昭和を知らない世代には新鮮で興味深いものとなるでしょう。
一緒に塗りながら、世代間のギャップを感じながら楽しむことができます。ぜひ、昔話タイムで心地よい時間をお過ごしください。