昭和の子どもは新聞紙で兜を作って、遊んでいました。男の子たちは、チャンバラごっこもしていたものです。
「端午の節句」は、男の子の成長を祝って鯉のぼりや五月人形を飾ります。兜を折ったり、ぬりえを塗りながら、昔を懐かしんでみませんか。
記事の前半では、「昭和の遊び5月」の塗り絵を紹介しています。記事の後半では、新聞紙で作る兜の折り方と、折った兜に付ける「武士の家紋風」塗り絵を紹介しています。
昭和をモチーフにしたオリジナル塗り絵や、思い出の昭和のオーダーメイドイラストを描いている小さな工房、「ひふ美と工房」のブログです。
ブログ記事は、サイトの制作・運営をしているfu管理人が書いています。
この記事は内容を追記し、塗り絵がダウンロードできるようにページを更新しました。
端午の節句とは
男の子のいる家庭では、昔から立身出世を願い鯉のぼりを揚げて武者人形を飾ります。
そして、ちまきや柏餅を食べて祝う習わしです。
「端午(たんご)」って、なぁに‥?
「端午」は「月の始めの午(うま)の日」のことです。
古代中国では旧暦5月は、邪気を払う行事が行われていました。
日本では、田植え前の5月早乙女たちが、香の強い菖蒲で邪気を払う女性の祭りが、おこなわれていたそうです。
日本の風習と、中国の風習が結びついて
5月5日に、菖蒲湯に入る厄よけの風習が生まれました。
端午の節句が男の子の祭りと変わっていったのは、江戸時代です。
菖蒲は「尚武」武事を尊ぶ「勝負」につながることから、武具や鯉のぼりを飾って男の子の成長を祝うようになりました。
【昭和の遊び5月】の塗り絵
無料でダウンロードできますので、ご家族でお楽しみください。
・クリックするだけで、直接ダウンロードできますので、ぜひご利用ください。
・A4サイズ・モノクロ・ヨコ・pdfデータです。
【昭和の遊び】塗り絵:5月
※無料でご利用いただけますが、イラストの著作権は放棄いたしておりません。
5月5日はこどもの日
端午の節句は、男の子の成長をお祝いしますが、5月5日は「子ども日」でもあります。
1948年に「子供の人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」に制定され、国民の祝日「こどもの日」として制定されました。
こどもといっしょが楽しい おうち歳時記 日本の四季12ヶ月 季節の遊びを楽しむ会(著)
【ひふ美と工房】のダウンロードぬりえ
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他にもたくさんぬりえがあります。
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新聞紙でかぶれる兜を作ろう
新聞紙で、簡単に折れる兜を作ってみましょう!
カレンダーや、チラシ、ポスターなどの紙を利用するのも良いですね。
【新聞紙兜の作り方】
1.はじめに
新聞紙を横向きに置いて、
イラストのように三角に折りましょう。
2.
余った部分の新聞紙を、
切り離し正方形を作ります。
(切らずに折り込んでもOKです!)
3.
正方形にした新聞紙を、三角に折ります。
4.
三角形の両端の角を、
三角形の頂点に合わせて折りましょう。
5.
両方とも折り終わったら、
ペラペラが下になるように、上下を置き換えます。
ペラペラ開く方が、下ですよ。
6.
イラストのように、下のペラペラしている角を
四角形の頂点に合わせて折ります。
7.
6.で折った部分の頂点の部分を、
イラストのようにそれぞれ
外に向かって折り返します。
8.
下のペラペラしている紙のうち、
上面の1枚を上に向かって、2回折り曲げます。
まず、1回。
9.
さらに、もう1回折り上げます。
残った紙を、かぶとの中に入れ込みます。
出来上がりました!!
オリジナルの飾りをつけるのも、楽しいですよね。
色を塗って、貼れる武将の家紋もこのページよりダウンロードできます。
子どもの頃に、何度か作ったことがある方はだんだんと思い出してくるはずですよ。
かぶった時に、大きければセロテープやホチキスでつまんで調整してくださいね。
鎧兜は子どもに災いがふりかからないお守りなんだって‥
健やかに成長するように、願いが込められてるんだね‥
色を塗って貼れる武将の家紋風ぬりえ
武将家紋を6点ほど、色を塗れるようにしました。
ネットで調べると、武将と家紋を取り上げているサイトがたくさん出てきます。
調べながら塗るも良し、まったく好きな色を塗るのも良しなので、楽しく仕上げてくださいね。
【武将家紋風ぬりえ】
・クリックするだけで、直接ダウンロードできますので、ぜひご利用ください。
・A4サイズ・モノクロ・タテ・pdfデータです。
武将家紋風ぬりえ
※無料でご利用いただけますが、イラストの著作権は放棄いたしておりません。
武田信玄はひし型の割り割菱(わりびし)じゃないの?
甲斐の虎、武田信玄の家紋といえば、ひし形の割菱(わりびし)、いわゆる武田菱を思い浮かべるに違いない。ところが、実は信玄は花をモチーフにした“花菱(はなびし)”を愛用していたという。
BEST TiMES 意外! 武田信玄は女性に好まれた“花菱”を愛用していた
家紋も奥が深いので、色々調べてみるのも楽しいかも‥
参考・参照資料