普段、お蕎麦をあまり食べない方も「年越しそば」や「引っ越しそば」と言った節目には、お蕎麦を食べて新たなスタートを願う方も多いのではないでしょうか。
「ほそーく、ながーく」健康で過ごし、大晦日には縁起の良い「年越し蕎麦」を食べ、また次の年も元気に日々を重ねていきたいものですね。
そもそもなぜ、蕎麦は「健康に良い縁起の良い食べ物」とされているのでしょうか。
記事の前半では、昭和を感じるお蕎麦屋さんの塗り絵「そば処一二三庵」を紹介し、後半では蕎麦についての豆知識を一緒に楽しんでいきましょう。
ダウンロードは無料です。ご家族で昭和を懐かしんで塗り絵をお楽しみください。
昭和をモチーフにしたオリジナル塗り絵や、思い出の昭和のイラストを描いている小さな工房、「ひふ美と工房」のブログです。
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そば処一二三庵
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「蕎麦」はなぜ縁起が良いとされているのでしょうか?
その理由の一つは、蕎麦が細く長いことから「家運や寿命が長く延びるように」という願いが込められているためです。
また、【江戸っ子はなぜそばなのか?】(光文社新書) 岩崎 信也氏によると、地方によっては「縁切りそば」としても食べられ、蕎麦がうどんより切れやすいから「一年の苦労や厄災、あるいは借金を断ち切る」という意味が込められているそうです。
晦日蕎麦(みそかそば)という習慣を知っていますか?
【粋を食す江戸の蕎麦文化】によると、江戸中期頃から商家では毎月月末に「商いが細く長く続くように」と願いを込めて蕎麦を食べる習慣がありました。それが「晦日蕎麦(みそかそば)」です。
また、蕎麦が縁起の良い食べ物とされる理由にはいくつかの説があります。
たとえば、金細工師たちは散らばった屑金を集める際に蕎麦粉を練ったものを用いたため、「金を集める縁起物」と考えられるようになったと言われています。
また、金箔職人が金を薄く延ばす際に打ち粉として蕎麦粉を使うと、切れずに伸びが良かったことから「金を延ばす」とされ、商売繁盛の象徴ともなったそうです。
商売に縁起を担ぐ「金」を象徴する食べ物だったのですね。
年越し蕎麦 ( 除夜蕎麦 )
年越し蕎麦は、「細く長く」を願って大晦日に食べる蕎麦のことです。
子どもの頃は、テレビの「ゆく年、くる年」の
除夜の鐘の生放送を見ながら食べさせられた記憶があります。
子どもの頃は、眠いしお腹もすいていないのに父親が作る「年越し蕎麦」を食べるのが恒例のようになっていました。
大人になって、自分で作るようになってからは、美味しく食べれるようにお腹がすいているお昼に「年越し蕎麦」を食べるようにしています。
食べるタイミングについて、ちょっと心配になったので調べてみました。
特段の決まりはないので、大晦日のどのタイミングで食べても良いという情報がたくさん出てきたので、今年も昼食にいただくとします。
引っ越し蕎麦
【粋を食す江戸の蕎麦文化】によると、引っ越し蕎麦の起源には、宮中の習慣に由来する説もありますが、実際には「安価で手軽な贈答品として蕎麦が好まれたから」というのが一般的な理由のようです。
引っ越し先のご近所の挨拶として、大家さんや差配、向こう三軒両隣に蕎麦を配る週間がありました。「差配(さはい)」とは、大家に代わって地代や家賃を集める役割の人のことです。
また、「おそばにながく」という洒落も込められていたそうです。東京の下町では、今でもこの習慣を残している地域もあるそうです。
細く長く健康で暮らすための蕎麦
【免疫力を高める食材辞典】によるとそばは毛細血管を丈夫にするルチンが含まれるとあります。
・必須アミノ酸のバランスが良く
・良質のたんぱく質を含み
・低エネルギー
・ビタミンB1・B2を多く含む
「そば好きは、長生き」ということわざもあるそうで、お蕎麦が体にとって良いのは間違いないようです。
お昼にうどんを食べることが多かったのですが
これからは、蕎麦の回数を増やそうかなと思います。
【 今の食生活に蕎麦を増やそうと思った理由 5つ 】
・食物繊維が豊富で、便秘の改善につながる
・ルチンが含まれ、廊下で痩せた血管に弾力を与えてくれる
・血液をサラサラにして血圧を下げてくれる
・ビタミンB2が含まれ、皮膚や粘膜の状態を整える
・植物性タンパク質を多く含んでいる
還暦を過ぎてから、老化の影響なのか今までとは違う体の不調に悩んでいます。便通、皮膚バリアの低下、血圧少し高め、エネルギー不足などです。
食事で改善できれば、嬉しいですよね。「ほそーく、ながーく」地道にいきましょう。
まとめ
「年越し蕎麦」や「引っ越し蕎麦」にはそれぞれ特別な思いが込められています。年越し蕎麦は「細く長く健康に」という思いで大晦日に食べられ、家族の集まりを象徴します。
一方、引っ越し蕎麦は安価で手頃な贈答品として、近隣の人々との良好な関係を築くために配られます。
蕎麦は、食物繊維やビタミンB群、ミネラルが豊富で健康を支える栄養素も含まれています。「ほそーくながーく」暮らすために蕎麦の習慣を大切にして行きたいですね。
昭和の時代にはどこの町にもあった、懐かしいお蕎麦屋さんの塗り絵もお楽しみください。ゆっくりリラックスした時間が流れ、こころがほっこりすることでしょう。
色鉛筆があれば、塗り絵は場所を取らず手軽に始めることができます。