秋風が吹きトンボを見かける季節になると、子どもの頃の秋の遊びを思い出します。野遊びとして楽しかったのはトンボ採りです。トンボとの駆け引きが、女の子にも楽しい遊びでした。
みなさんは、どんな方法でトンボ採りをしていましたか。
記事では懐かしい昭和の光景を描いた「昭和の遊び」10月の塗り絵を紹介し、トンボ採り遊びについても書いています。
無料でダウンロードできますので、子どもの頃を懐かしんで塗り絵を楽しんでください。
昭和をモチーフにしたオリジナル塗り絵や、思い出の昭和のオーダーメイドイラストを描いている小さな工房、「ひふ美と工房」のブログです。
ブログ記事は、サイトの制作・運営をしているfu管理人が書いています。
この記事は内容を追記し、塗り絵がダウンロードできるようにページを更新しました。
トンボ採り
子どもの頃にトンボを追いかけまわして遊んだひとも多いことでしょう。トンボは小さな子どもでも、比較的捕まえやすい昆虫です。
作戦①【ゆびでグルグル作戦】
枝先や、背丈の長い草などに止まっていた場合にしていた方法です。
トンボが逃げないようにそおっと近づいて、人差し指でトンボの目をぐるぐる回します。
敵が油断した隙に、素早く片方の翅を指先で挟んで捕まえます。
なぜ?ぐるぐる指を回すと捕まえられるの?
少しかしこくなる昆虫のはなし 「世界をどう見る?トンボの目」によると
トンボの目は約6,000の個眼が集まった複眼だそうで、目の前で何かが動くと個眼から個眼へその像が移っていくので動くものを追いかけるのに適した目なんだそうです。
トンボが動くものを追って油断しているところを、捕まえるということなんですね。
作戦②【指にとまらせる作戦】
トンボは小枝や背の高い草の先、昭和の時代なら庭の物干し竿の先に止まっていました。人差し指を高く上げて、トンボが止まってくれるのをじっと待ちます。
幸運にも指に止まったら、ゆっくりゆっくり指を下してもう片方の手で翅をつかんで捕まえます。
なぜ?トンボは枝の先にじっと止まるの?
トンボは変温動物なので、気温によって体温が変化します。太陽光を利用して体温を調整しているそうです。気温が下がる秋には、体温を上げるために日に当たっているのだそうです。
そういえば、トンボが上手く採れた日はお天気の良い日でしたよね。だから、日当たりの良い外壁にも止まっていたのですね。
日向ぼっこしていたとは知らなかったなぁ。
作戦③【虫取り網作戦】
虫とり網を使って、取る方法です。道具を使います。
網を使うコツってあるんですかね…
やみくもに網を振り回しても、上手に虫が採れるわけでもなさそうです。
・網を被せて採る かぶせ技(草花や地面に止っているバッタ、チョウに有効)
・スイング(飛んでいる虫、枝に止っているトンボ、チョウに有効)
日本野生生物研究所の奥山英治さんが、教えてくれる虫とり網の使い方が、写真入りで分かりやすいと思いました。参考にしてみたい方は、リンク先を見てくださいね。
Honnda Woods 虫とり網を使った虫とりのコツ教えます!
飛んでいる虫や逃げ足の早い虫などは、手で採るよりは網を使って捕まえるほうが確実。トンボやチョウ・バッタやセミなど、虫によって難易度は様々。網の使い方をマスターして、虫とりのレベルをアップしてみましょう。
引用元 Honnda Woods 虫とり網を使った虫とりのコツ教えます!
図鑑を持って散歩に出かけましょう
子どもの頃に、なぜ指をぐるぐる回すのか、なぜ指を高く上げるのか、日当たりの良い壁にたくさんトンボがいたのかなど考えた事などありませんでした。
トンボの生態が分かっていれば、実はもっと楽しかったのではないかと今は思っています。
今回、図鑑もかなり久しぶりに眺めてみましたが、図鑑は絵がいっぱいだからそれだけで楽しいものです。身近な虫も、知らないことだらけです。
シニアは、健康維持のため散歩している人も多いはずです。
体力維持と新しい発見をかねた、図鑑を見ながらの散歩はいかがでしょう。
同じルートも、違って見えてくるはずです。
こちらの図鑑は、身近な虫が種類ごとに載っていて見ているだけでも面白かったです。
子どもの頃捕まえていたトンボも、たくさんの種類がいたことに図鑑を見て驚きました。
アカトンボと赤いトンボは違うんだそうです。「え~そうなの。」知らなかったです。
昭和の光景「昭和の遊び」10月
・クリックするだけで、直接ダウンロードできますので、ぜひご利用ください。
・A4サイズ・モノクロ・ヨコ・pdfデータです。
【昭和の遊び】塗り絵:10月
※無料でご利用いただけますが、イラストの著作権は放棄いたしておりません。
ひふ美と工房のダウンロードぬりえ
他にもたくさんぬりえがあります。
ぜひ、デイサービスや老人ホームなどの介護施設でのレクリエーションや、おうちでのお楽しみにもぴったりな、たくさんのぬりえが掲載されたページをご覧ください。
まとめ
秋風が吹き始め、トンボを見かけるようになるとトンボ採りして遊んだ子どもの頃を思い出すシニアの方も多いかもしれません。
大人になって図鑑を見るのも楽しいものです。子どもの頃に知らなかったことや初めて名前を知る虫など新しい発見がたくさんあります。
ぬりえを楽しんで、昭和の子供の頃を思い出してください。あの頃のように、走り回れないかもしれませんが、図鑑を持ってゆっくり散歩をしながら、気持ちの良い秋を過ごしていきましょう。