昭和の子供たちは今の時代ように、インターネットやゲーム機はありません。外で遊ぶことが当たり前で、学校が終わると、地域の仲間達と外で遊ぶことが日常でした。
ところで、昭和の子供たちのファッションは、今振り返ると不思議な疑問にぶつかります。男の子はなぜ、あんなに短い半ズボンを履いていたのか?女の子は遊びにくいのにスカートだったのか?
その決して機能的とはいえなかった洋服で、泥だらけになりながらも、暗くなるまで遊んだものです。
記事の前半では【昭和の光景ぬりえ・昭和の子供】を紹介し、塗り絵に描かれている子ども達の遊びについて紹介しています。
記事の後半では、当時の服装について振り返り、新たな視点で記事にしています。
昭和をモチーフにしたオリジナル塗り絵や、思い出の昭和のオーダーメイドイラストを描いている小さな工房、「ひふ美と工房」のブログです。
ブログ記事は、サイトの制作・運営をしているfu管理人が書いています。
昭和の子供たちは夕飯まで外遊びに夢中でした
今の時代のように、デジタルでの遊び物やゲーム機がなかった昭和時代には、外で遊ぶことが主流でした。地域社会も深い繋がりを持っていました。
当時の社会は安全で、親たちも夕方まで外で遊ばせることに寛容でした。
そういう時代だったのですね。
【昭和の光景ぬりえ】昭和の子ども達の塗り絵
・クリックするだけで、直接ダウンロードできますので、ぜひご利用ください。
・A4サイズ・カラー・ヨコ・pdfデータです。
・空と地面、山が初めから着彩されていて、線の色はセピア色です。
カラープリントがおすすめですが、モノクロプリントでもお楽しみいただけます。
【昭和の光景ぬりえ】昭和の子供
【昭和の光景ぬりえ】 紙芝居 / 駄菓子屋さん / 電車ごっこ / 家族団らん / 昭和の子供
※無料でご利用いただけますが、イラストの著作権は放棄いたしておりません。
1週間の予定表が付いて、6種類。
塗り絵に出てくる昭和の外遊び
男の子も女の子も戸外で遊ぶことが多く、放課後の校庭や家の近くの公園などで友達と集まって遊ぶことそれも、体を使って遊ぶことが多かったようです。
私も毎日、近所の友達と暗くなるまで遊んでいました。
塗り絵にある昭和の男の子の遊び
●ベーゴマ遊び
ベーゴマは、鉄の合金で出来ています。高度成長の頃まで、子供たちの間で遊ばれていました。
平安時代に京都の周辺でバイ貝に砂や粘土を詰めて、子どもがひもで回したことがベーゴマの起源とも言われている。やがて同じ遊びが関東に伝わり、“バイゴマ”から“ベーゴマ”になまったのだとか。
中川政七商店の読み物 人気再燃の「ベーゴマ」。遊び方から造り方まで、日本唯一のメーカーに聞く
コマに紐を巻き、床の上で対戦します。自分のコマが長く回転し続けるか、相手のコマをはじき出すかで、ルールはシンプルです。床はバケツや樽に布を被せて作っていたそうです。
【懐かしいひと必見今でも販売しています!】
参考・引用元
●めんこ(面子)
紙めんこの表面には、その時代の人気があるものが描かれていました。映画スター、力士、野球選手、
漫画のヒーロー、怪獣、怪人などです。
めんこは長方形や丸型の厚紙でできています。基本的な遊び方はめんこを地面にうちつけ、風圧を利用して相手のめんこを裏返す、「起こし」という方法です。裏返っためんこは自分の物にすることができます。
日本文化いろは事典 めんこ
子供たちは大切なめんこを、取られなくする工夫として表面にロウを塗ったり、角を折ったりしていたそうです。涙ぐましい努力があったのですね。
【めんこもまだ健在です!】
参考・引用元
日本文化いろは辞典 めんこ
●ゴム飛行機
ゴムの動力を利用して、プロペラを回転させて模型飛行機を飛ばします。プロペラの軸にゴムをかけたものがゴム動力となり、飛行機が飛んでいく楽しい遊びです。
市販品のキットもあり、男の子たちはその制作過程に夢中になることが良くありました。飛行機を飛ばすためには広い場所が必要ですが、昭和の頃に比べると今は、都市部では難しい遊びになりました。
【市販のキットが豊富にあるので手に入りやすい!】
・子どもの頃に売っていたものより、カラフルでより楽しそうです!
参照・引用元
一般社団法人 日本機械学会 液体工学部
模型飛行機
塗り絵にある昭和女の子の遊び
●フラフープ
昭和33年に売り出されると、美容と健康に良いと大ブームになりました。使用中に腸捻転などの健康被害の噂が出て一年足らずでブームも終わりに。でも、フラフープと因果関係は、後日否定されることとなりました。
硬質ポリエチレン製で直径約90センチの輪(フープ)をフラ・ダンスのように腰を振って回転させる遊具が1950年代に流行
時事ドットコム:昭和のブーム 写真特集
【今でもダイエット用として人気です!】
参考・引用元
時事ドットコムニュース 昭和のブーム 写真特集
●石けり
石けりは、地域によって様々なバリエーションがあったり、ルールも違ったりするようです。
子供たちも、自分たちで独自のルールを作ったりして飽きないよう工夫して遊んでいたように思います。私の記憶をたどってみても、遊ぶお友達によってルールを変えたり、日によって違っていました。
地面にマス目や円などの図形を描き、そこへ数字を1から順に書き入れて、石を使いながら片足飛び(けんけん)で順番に進んでいく子供の遊び。地域によっては「けんけん」「けんぱ」などとも呼ばれる。
世界の民謡・童謡:石蹴り(けんけん/けんぱ) 遊び方・由来
石の大きさや、カタチ大切な要素でしたよね。
【子どもの頃にこんなきれいなもので石けりしたかった!】
参考・参照元
世界の民謡・童謡
石蹴り(けんけん/けんぱ) 遊び方・由来
昭和の子ども達の服装
昭和の子どもといえば男の子なら半ズボン、女の子なら吊りスカートというのが定番でした。男の子の半ズボンは遊びやすかったとは思いますが、丈が今と比べてみると短かったですよね。
昭和の男の子が短い半ズボンを履いていたのはなぜ?
男の子が、半ズボンを履くのは洋服文化のヨーロッパの歴史的意味合いがあるようです。
日本においては1950年頃に、百貨店が子供服として販売を開始したそうです。1990年頃までの販売なので、まさに昭和ということですね。
平成になると、海外のトレンドの影響を受ける子ども服もハーフパンツ支流になっていったようです。
昭和の女の子はスカート一般的だったのはなぜ?
フラフープをしたり、石けりをしたり遊ぶためには機能的でないスカートですが、女の子に着せる洋服としては、なかなか機能的だようですよ。
幼児体形のウエストは定まらないし、締め付けるのも体には良くないですよね。その点、吊りスカートなら成長が早いこの時期でも、調整可能という訳です。
女の子らしい見た目の可愛らしさからも、人気があったのでしょうね。
親の立場から半ズボン・スカートは経済的
親の立場からすると、泥だらけになって遊んできても、半ズボンなら長ズボンより洗濯は楽だし渇きも早いでしょうから、履かせますよね。
吊りスカートだって、紐の長さを調整すれば大きめのおさがりだって、着れるんですから経済的です。
そんな親の事情もあって、男の子は寒い季節も半ズボン、女の子は遊びにくいけどスカートだったのかなと想像しています。
まとめ
昭和時代の子ども達は、夕方暗くなるまで外で遊びました。今との社会環境の違いを感じます。
半ズボンにスカートを履いて、お腹がペコペコになるまで遊んだあの頃を懐かしんで、【昭和の光景ぬりえ】「昭和の子供」の塗り絵に色を付けてみませんか。
夕焼けはあの頃と同じ、今もキレイですね。