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なぜぬり絵が高齢者のレクレーションに向いているのでしょうか?

 なぜぬり絵が高齢者のレクリェーションに向いているのでしょうか?

すてきなレク材に出会えるヒント


高齢者の方にとって、

ぬり絵に取り組むといろいろ良い事があるようです。

とてもわかりやすく書いてあった月刊誌「レクリエ」ホームページ

コラム欄から 引用しています。

ぜひ参考になさってください。
                


ぬり絵に取り組むといろいろ良い事があるようです


レクリエ コラム 2014 11月25日版  
第1回レクリエセミナーQ&A その他
「なぜぬりえをするとよいのか」
より

Q「なぜぬりえをするとよいのか」

A1
ぬり絵の「色をぬる」という要素だけとっても、

手指機能訓練、視覚、色彩感覚への刺激 注意力の喚起、

想像力や、記憶のトレーニングなど

たくさんの意義をあげることができます。

ぬり絵は絵の内容把握、色の決定、

できた作品の鑑賞など他にもいろいろな要素があり

その分だけたくさんの意義を挙げることができるはずです。

専門職である私たちが、

参加者それぞれにとってどのような効果を期待して

ぬり絵をやるのか明確に答えられるかどうか重要と言えます。


A2
「どこに何色をぬるのか」

「どこからぬるのか」といった

作業手順を脳内で立てることになります。

例えばリンゴをぬろうとして、

過去の記憶の経験から「リンゴ=赤」という

情報を想起することにもなります。

ぬることで集中することになる 半側無視の方には、

注意の範囲を広げて無視側にも注意を向けられるように

なるかもしれません。

絵柄が細かければ、手指の巧緻性向上になります。

廃用で座位保持がとりにくい方だったら、

ぬり絵を行うことで座位保持の確保になります。

このような点に着目すればぬり絵にも様々な

効果が期待できると思います。

ぬり絵だけでなくスタッフが何を目的に

レクリェションを提供しているのか、考える必要があります。


引用:レクリエ コラム 2014 11月25日版  
第1回レクリエセミナーQ&A その他「なぜぬりえをするとよいのか」




ぬり絵の効用について書いてあることも

大切なことだと思うのですが、

私は線を引いたところが心に引っかかりました。

専門職である私たちが、参加者それぞれにとってどのような効果を期待してぬり絵をやるのか明確に答えられるかどうか重要と言えます。

ぬり絵だけでなくスタッフが何を目的にレクリェションを提供しているのか、 考える必要があります。


私は、基本の大切なことをすっ飛ばして仕事を行っていたことが、

多かった職員であったことをこで話さないといけません。

ぬり絵はその場を対応する職員が少ないとき、

みなさんに提供すると何とか乗り切れるのでそんな時使いました。

私にとって効果はその次の問題だったのです。

線を引いたところは本当に心が痛いですね。

18年も介護職していてもこのレベルなんです。

申し訳ありません。

でも利用者さんのすごいところは、私のレベルが今一つでも、

自ら効果のある取り組みをしていたことでしょうか。

「色たくさん使うかなー」「あらー○○さんすてき」ぬり絵の塗り方や、

工夫をお互いほめあって 集中してして塗って、仕上げています。

ぬり絵に期待する効果ばっちりです。

           

工房を立ち上げてからは、やはり現場の大変さを心にとめながら 、

利用者さんがぬり絵に取り組み始めると、

なぜか「お話したくなったり」 「ていねいに仕上げたくなったり」する、

そんな心持ちにすることができるぬり絵。

難しいですが、そんなぬり絵を

目指していきたいと思うようになりました。







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